京都紅葉名勝寺院十五選 京都
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京都紅葉名勝寺院十五選 京都

京都の紅葉

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私が選んだ京都紅葉名勝寺院十五選

管理人が50年程前、中学校の修学旅行で初めて京都を訪れた際、深く京都に感銘を受けました。その後、高校時代の修学旅行、大学時代、卒業後の勤務地が兵庫県であったこともあり、今では京都には 30回以上訪れています。訪れた寺院は130ヶ寺を超えるまでになりました。 特に気に入った寺院には4−5回訪れたところもあります。そこで、今まで訪れた寺院の中で、私が感銘を受けた紅葉の名勝として独断と偏見で十五ヶ所を選んで みました。 有名な寺院でも、紅葉の季節に訪れていないところもありますので、皆様から見れば異論は多々あろうとは思いますが、一意見としてお受け取り願います。(順不同)

  

永観堂

  洛東にある浄土宗の寺で正式には禅林寺とよばれる。
京都駅→(バス30分)南禅寺・永観堂前→(徒歩4分)寺
放生池を囲む紅葉、そこから多宝搭に続く参道沿いにある紅葉は、洛東随一の”もみじの永観堂”と いわれるに値する風景である。 徒歩で10分のところに南禅寺があるので寄ることをお奨めする。

円光寺 

洛北にある池泉回遊式庭園をもつ寺。
京都駅→(バス45分)一乗寺下松→(徒歩10分)寺
池を中心に、地面を覆う杉苔、その上に落ちた紅葉の葉、これら覆う数多くの楓、さすが”紅葉の名所” の名に恥じない情景である。  徒歩で5〜10分のところに詩仙堂、金福寺があるので寄ることをお奨めする。    

祇王寺

  嵐山、嵯峨野エリアにある尼寺で、青竹と楓に覆われた閑静なたたずまいである。
大覚寺の搭頭の一つである。平清盛の寵愛をうけた祇王が出家して、余生を送った隠棲地。
京都駅→(バス48分)嵯峨釈迦前→(徒歩15分)寺
庵をバックに、苔の生えた地面に散った色づいた葉っぱ、庵を覆う楓の木の組合せを見ていると、なんとも言えず心が洗われる思いである。   隣に滝口寺(滝口入道と横笛の悲恋)、徒歩で12分のところに仏野念仏寺(さいの河原)があるので寄ることをお奨めする

光悦寺

  洛北鷹ケ峰にある、本阿弥光悦ゆかりの寺。
北大路BT→(バス17分)源光庵前→(徒歩3分)寺
45年程前初めて訪れたときは、拝観受付もなく、竹筒に”志”と書いて吊り下げてあったと記憶する。
閑かなたたずまいの中にある茶室(大虚亭)を囲む光悦垣(竹を斜めに編んだもの)と紅葉の コントラストがなんともいえない。歩いて5〜10分のところに常照寺(吉野太夫の墓がある)と源光庵があるが 、これらも見るに値する紅葉の寺である。

高山寺

  洛西の三尾(栂尾、槙尾、高雄)にある一寺。 京都駅→(バス50分)栂尾→(徒歩5分)寺
鳥羽僧正作の鳥獣戯画が有名。参道の階段から正方形の石畳が続く辺りの紅葉および石水院よりみる紅葉がすばらしい。
高山寺より徒歩で10分ぐらいの所に三尾の一つ西明寺がある。 ここの紅葉も見る価値は十分にある。
道路より槙尾橋越しに表門を望む紅葉はすばらしい。  

光明寺(粟生)

京都の西、大原野界隈にあり、源平合戦で有名な熊谷直実が創立した寺。
阪急長岡天神駅→(バス10分)光明寺→(徒歩3分)寺
表参道の左手に分岐している参道は”もみじ参道”と呼ばれ、紅葉したもみじのトンネルを歩くと心が洗われる。境内は広く、散策に30〜40分必要。

三千院

大原の里にある天台宗門跡寺院の一つ。 京都駅→(バス60分)大原→(徒歩9分)寺
宸殿側より見る、往生極楽院(御堂)と有清園の苔むした庭に杉木立、紅葉した楓、池を配した庭はまさに読んで字の如く極楽にいる感がする。境内も広く、また法親王の宝物、襖絵、彫刻が多く、拝観に約1時間かかる。
  徒歩で2−3分のところに実光院、勝林院、宝泉院(額縁庭園で有名)がある。

勝持寺

  京都の西、大原野界隈にある古刹。別名”花の寺”と呼ばれ、西行が出家したといわれている寺である。
阪急東向日駅→(バス18分)南春日町→(徒歩18分)寺
境内は広く、かなりの数の紅葉が見られ、壮観である。紅葉以外にも春の桜が有名である。

常寂光寺

嵐山、嵯峨野エリアにあり、小倉山山腹に建つ静かな寺。ただし紅葉時期は人の多いのが気になる。山腹にあるせいか、紅葉の見ごろ時期が他所より長いといわれ、若干遅く訪れるとよいかも知れない。
 京都駅→(バス45分)嵯峨小学校前→(徒歩20分)寺
 仁王門をくぐり、本堂につづく石段の辺りは圧巻である。前後左右上下とも楓、楓、楓である。
また多宝塔に続く小道も紅葉ポイントの1つである。さすが嵯峨野一、二を競う紅葉の名所である。徒歩で5〜6分のところに、大河内山荘(往年の名優大河内伝次郎の別荘)と小倉山二尊院があるので、寄ることをお奨めする。

神護寺

洛西の三尾(栂尾、槙尾、高雄)にある一寺。
京都駅→(バス50分)高雄→(徒歩20分)寺
源頼朝、平重盛と伝えられる肖像画と展望台からの厄除け”かわらけ投げ(土器製皿を投げる)”が有名。境内も広く、全域木々の緑と紅葉に覆われ壮観である。

東福寺

  洛東(JRより南)にある臨済宗の寺で京都五山の一つ。
京都駅→(バス13分)東福寺→(徒歩13分)寺
通天橋から見下ろす渓谷を覆う紅葉、また臥雲橋から見上げる通天橋を背景とした紅葉は両者とも口では表現できないほどの絶景です。さすが紅葉の名勝として名高いだけのことはあります。ただし、拝観者が多いところが気になる。  

宝筐院

嵐山、嵯峨野エリアにある寺。(清涼寺の傍)この界隈の中では、他寺より人が少なく穴場である。
足利二代将軍義詮の院号を寺名としている。山門をくぐると参道両側に紅葉、足元は苔と石畳が続き すばらしい景観。こじんまりした回遊式庭園である。本堂からの眺めもお奨めできる。徒歩で3〜4分 のところに清涼寺(本堂)、厭離庵(非公開だが秋に特別公開あり)があるので是非寄ることをお奨めする。

宝厳院

 嵐山、嵯峨野エリアにある天竜寺の搭頭の一つで、嵐山を借景にした枯山水庭を持つ。
 紅葉のトンネルになっている参道を抜け、寺内に入ると回遊式庭園がある。園内には多くの紅葉が嵐山の紅葉と緑をバックに色鮮やかに存在している。
 普段は非公開であるので、秋の特別公開時を狙って拝観するとよい

法然院

洛東の”哲学の道”の傍にある寺。JR京都駅→(バス35分)浄土寺→(徒歩10分)寺
こじんまりとした庭であるが、苔むした茅葺屋根の山門、白砂壇(盛砂)、周りの紅葉、奥の方の杉苔が風情をさ  そう。伽藍内は非公開であるが、秋の特別公開時に拝観するとよい。
同じ道沿いに安楽寺、霊鑑寺(いずれも非公開)があるが、特別公開時にあわせて拝観するとよい。

善峰寺

  京都の西、大原野界隈にある西国二十番札所。
阪急東向日駅→(バス20分)小塩→(徒歩30分)寺
境内は10万坪と広大であり、紅葉景観としては最大の広さである。釈迦岳の中腹にあり、お年寄りには若干の体力が必要。だが夕日に映える紅葉の色鮮やかさには思わず息をのむ。紅葉以外にも桜、ツツジ、および遊竜の松(樹齢600年の五葉松で高さは2mであるが、横へ伸びた 枝の長さが約40m)など西山随一の名勝地。